【公式サイト】
【スウィング・ガールズ おきたま応援サイト】
以下、ネタバレあり感想。
映画広告を一目見てからずっと見たいと思っていた
「スウィング・ガールズ」をDVDで見ました。
すごく楽しかった&おもしろかった。
舞台は山形県の山河高校。
遠くに山や緑がたくさん見える、のんびりとした雰囲気の高校です。
しょっぱなから夏休みの補習でダレダレの女子高生たちと
甲子園の地区予選に行くと思われるおそろいのTシャツの高校生たちが現われます。
吹奏楽部員たちが集団食中毒で演奏できなくなり
補習を受ける女子高生たちが
なぜか吹奏楽部員の代わりに野球の応援演奏をすることに。
補習女子高生たちは楽器経験ゼロがほとんど。
そのほかに集まったギター&ベースのバンドねえさんズと
ソプラノリコーダー持参でやってきた関口ちゃんと
ゆいいつ吹奏楽部員で食中毒を免れた拓雄で
25人以下でもできるジャズバンドを始めることになった。
ジャズっていうのはおじさんが聞くものだと思ってた。
主人公、友子がそう言ったように、わたしもどこか大人の音楽だと思っていました。
でも、彼女たち女子高生は最後に化けました。スゴイ!
最初はマウスピースすらうまく吹けなかった彼女たち。
もともと、補習サボりの口実だったのが
一週間たってリズム音程バラバラで崩れそうでも、
なんとか「A列車で行こう」を演奏し終えたとき
聞いてて、あーあめちゃめちゃって思ってても
みんなの笑顔と「いぐね?いぐね?」(いいじゃん?)という言葉を聞いて
これからがんばればもっと……と思ったのですが
そこに吹奏楽部員が現われて、楽器を譲り渡し
こんなめんどくさいことやってらんないと言い捨てて去った後
みんなで泣き叫ぶところなんて、やっぱり音楽が好きになってたんだなと
ちょっとジーンとしました。
それから彼女たちはバイトをしたり妹のプレステを売ったり(笑)して
楽器を手に入れ、演奏先でヤジられたりしながらも
自分たちの演奏を着実にモノにしていきます。
最初はものすごくへたくそだったのが
突然うまくなったなという感は否めないけど
いろんなところで語られているように
もともと楽器経験がない子たちがプロに指導してもらいながら
ラストは東北学生音楽祭という大舞台で、吹き替えなしで
お客さんみんなノリノリになれるような演奏をしたっていうのは
本当にすごいなと思います。
クラシックをする人に、ジャズは譜面にないような
ノリや雰囲気で演奏するところがあるから
難しいということを聞いたことがあります。
リズムもクラシックなどとは違い、
よく「スウィング」という言葉が出てきますが
ジャズ用語なのかな、みんなで揺れるようなリズムというのかな
うまくいえないけど、映画の中でそのスウィングのリズムを
盲人用信号の音楽からつかんだ関口ちゃん、エラい!
わたしは二度目見るまでよくわかりませんでした(笑)
舞台、山形の言葉なのでしょうか
登場人物のしゃべる言葉はすべて方言で、聞いているとほっこりあたたかく
遠くの町の出来事なのに、
その町を走る電車(とみんな言っていたけどあれは汽車だと思うよ)や
町の風景を見て、わりと身近な出来事のように思えました。
主人公、友子は深津絵里ちゃんの若いころを
思い出させるような感じのかわいらしさ。
でも言いたいことをズバッと言う負けず嫌いの女の子っぽいのもいい。
最初にソプラノリコーダーを持って現われた関口ちゃんは
後々、すごくいい仕事をします。めがねがキュート。
惚れっぽい良江は、この子がいちばん早くやめそうと思ったけど
最後までがんばって、苦手な高音パートを橋の下で練習するシーンは
彼女の努力家な一面を見た気がしました。
ラストの演奏シーンのソロパートを見たときは、やったね!と思った。
ドラムの直美はすごくいい味出してたから、ほかの作品でも見てみたい。
ゆいいつの男子メンバー拓雄も、なんか頼りなさそうだと思ったけど
彼がいたからこそ、ここまでまとまったのかなとも思う。
純朴そうな高校生の演技がよかった。でもちょっと友子にやられすぎ(笑)
演奏シーン以外の女子高生たちは、なんていうかこう……バカ?(笑)って感じ。
トランペットでしゃぼん玉とか、サックスでかまきり拳法とか……ありえん(笑)
それが今どきの高校生なのかなーと苦笑しながらも
高校生なりの真剣さと空回りと成長と、なんだかいいものを見せてもらった気がします。
ほかにも、スーパーの食品売り場のチーフ
(前にどっかの番組で見たけど思い出せない)や
友子の家族(みんないい味出してた)
顧問?役の竹中直人さんは言うまでもなくノリノリでよかったし
整備工場?のフォーク兄弟もうたは寒かったけど、よかった。
吹奏楽部の部長も、最初ヤなやつと思ったけど
純粋に音楽好きな人なんだなってわかった。
出てくる人出てくる人、なんだかクセのある人揃いだけど
そこここで笑いがあり、でもラストはいい演奏を聞いて
アンコール待ちの興奮状態で幕が降りるといったところでしょうか。
マジでアンコールはないのかなーなんて思ったり。
すごく楽しい映画でした。
わたしのような楽譜オンチ、楽器経験なし、
ジャズをよく知らなくても楽しめます。
娘にも見せてやりたかったので、夫と見た翌日
娘と一緒に見ました。
演奏シーンだけ見ても、楽しめると思います。
ラストの曲目では「メキシカン・フライヤー」がすごくかっこよかった。
彼女たちが演奏した曲は、公式サイトで試聴できます。
「スウイング・ガールズ」のライブDVD
もあるそうなので
いつかこれも見てみたいと思います。
お勧めしてくれた隆司さん、ありがとうございました!