「NOT眼鏡少女」 鷹目葵さん
掌編 学園
サイト【そらのかけら】
メガネっ子じゃない優等生とチャラ男くんのお話。
ああもう、いいなーこういうの。
この方は、高校生のなにげない一コマを切り取って
掌編小説にするのがすごいうまい。
学園ものスキーを原稿用紙10枚以内で
ほわほわにするニクイ作者さんです。
・
・
・
「さよならの歌」 宣芳まゆりさん
サイト【Silent Moon ~静かな夜だから~】
掌編 学園もの
宣芳さんは掌編のお得意な方だなーとうらやましいのですが
今回のこのお話、中でもいちばん好きだわ、どうしよう。
うまいなぁ。学園ものスキーのツボ突くのがうますぎます。
おりしも、中学校の合唱コンクールを見てから
制服を着た若者の合唱に萌え中なこともあり
すごくすごくツボに来ました。そんな掌編です。
・
・
・
「ベーゴマ雷電」 いるまがわさん
短編 完結 童話
サイト【いるまがわの店】
ベーゴマをめぐる小学生たちのお話です。
ベーゴマって名前しか知らなかったのですが、
このお話を読んでちょっと興味を持ち
今度、息子に回すところを見せてもらおうと思ってます。
小学生の男の子たちの世界ってこんな感じなのかな。
好きなことに一生懸命になる少年たち、とてもかわいくてひたむきで
でも少年ながらすでに男の勝負の世界が繰り広げられています。
いるまがわさんの作品は、忘れかけていたような小学生時代を
思い出させてくれるものがたくさんあって好きです。
・
・
・
「信号待ちのラブソング」 YOSさん
中編 連載中 学園
サイト【空色の窓】
信号待ちの間のラブソング、から始まるお話です。
恋のきっかけって、こういうところにも落ちているんだなぁと。
今みたいに、音楽聴きながらの登下校が
当たり前の時代の高校生じゃなかったので
たまに乗るJRで携帯やiPodみたいなので
音楽を聴く高校生が多いのに驚きますが
たまーに主人公の浩太くんみたいな子、見かけます。
結構大きいです、声(笑)
覚えられるくらい毎日うたってる曲がきっかけの恋は
うまく転がっていくのかな?
苗字のせいか、どうしても
ヒロインの家業がパン屋さんだと思えてしまうのは職業病でしょうか。
ごめんなさい、関係ありませんね。
続きが楽しみなお話です。
ワンクリックで文字サイズを大きくできるところに好感。
・
・
・
「50歳のジュリエット」 みずっちさん
中編 完結 現代
サイト【みずっちワールド】 ※音楽が鳴ります。
主人公、守(50)が高校時代の同級生、勇一が
亡くなったという話を聞いたところから始まるお話。
葬儀に出ると、高校時代好きだった久美が
残された妻として気丈に振舞っているのを見て
高校時代のことを思い出します。
守は大学を出ていい企業に就職したものの
単身赴任、不倫、離婚、再婚、リストラ、そして二度目の離婚と
波乱に富んだ半生を送り
過去のプライドから再就職のめども立たず落ち込んでいるところに
人生これから、と輝き続ける久美を見て
自分も新たな人生をと思わせるラストになっています。
守たちの高校三年生時代は1972年。
わたしの両親が新婚だったころですか。
高校時代の話題に出てくるドラマや俳優の名前はちっともわからないのですが
歌手の名前は今でもちらほら聞く名前があったりして
ドラマはその時代だけでも、うたはうたい継がれていくのかなぁと思いました。
景気回復といわれながらも、それが実感としてつかめない平成の世で
こういう話って実際にたくさんたくさんあるだろうなって
ハローワークでの場面を読んで思いました。
中高年のリストラ、再就職、老いた親の介護など
すごくリアルに描かれています。
いろいろと考えさせられます。
守に同情はしないけれど、久美の生き方には憧れるかも。
歳をとっても前向きでいたいなと思います。
いいお話なだけに、無条件で音楽が鳴るのがホント惜しい!